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【コラム】歴史に学びましょう

2021.02.25

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新型コロナウイルスの感染拡大が日本国内で最初に報じられてから約1年が経過しました。

現在は、地球規模で製薬企業が開発したワクチン接種が開始されており、その効果について大きな期待が寄せられている所です。
楽観的に捉えれば今年中には新型コロナウイルス感染の終息宣言が出されてもおかしくない所まで来てるのではないかと思います。

しかしながら現状ではウイルスに感染・発症すれば有効な治療薬も殆ど無く重症化・死亡するリスクが常につきまといます。

暫くは感染しない・させない事を最優先にして生活をしていかなければなりません。

100年程前に、今回同様に世界中を恐怖に陥れたウイルス感染症がありました。いわゆる「スペインかぜ」と言われたインフルエンザ・パンデミックです。

世界中で5,000万人以上もの犠牲者を出し日本でも約39万人が命を落としたと言われております。

当時の記録によるとその頃行われていた感染対策が「咳やくしゃみをすると微細な泡沫が周りに吹き飛ばされるので咳をする者には近寄らない」、「たくさんの人が集まっている所(芝居、活動写真、電車等)には立ち入らない」、「咳やくしゃみをする時はハンケチ、手ぬぐい等で鼻・口を覆う」という事で『咳エチケット』、『三密回避』、『マスク着用』で、何ら現代のウイルス対策と変わらないという事です。


「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」はかつてドイツの宰相を務めていたビスマルクの言葉です。

この言葉の解釈は様々ですが、分かりやすく言うと「自分の目や経験も大切だけど、昔からの言い伝えや情報に学ぶ事も大切という事」であり感染症対策の不変性は正にその事を実証していると思います。

それと今回の学びです。

統計学者の拡散に関する知見には大変感心させられましたが皆様の感心度はいかがでしたか?

今、我々現代人類にはまさに「スペインかぜ」を終息させた「歴史」に学び難局を乗り越える必要があるのではないでしょうか。


※「スペインかぜ」は1918年(大正7年)から1920年(大正9年)に掛けて約3年間全世界的に流行しました。

●大正時代の主な出来事

大正3年:第一次世界大戦開戦

大正12年:関東大震災勃発

余談ですが、昨年300億円を稼ぎ出したあの「鬼」を題材にした人気アニメの中で主人公が鬼討伐を果たしたのが1915年(大正4年)の設定であると言われております。(諸説あり)

管理部 M・Y

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