【コラム】三国志再び
皆さん「三国志」という言葉を聞いて何が思い浮かぶでしょうか?
小中学生の若い方ですと聞いたことが無いという方もいるのではないかと思います。
今回は、50代の自分の中でリバイバル的に流行し始めた三国志に関するコラムをお届けします。
2022年4月~6月より「パリピ孔明」なるアニメ番組が放送されました。
実際にアニメを見るまでは「三国志」に出てくる蜀の軍師「諸葛孔明」をコメディ仕立に表現した内容と思ってましたが、実際の内容は三国志時代で亡くなった「孔明」が現代の渋谷に死後タイムスリップして、その知力を生かして真剣に一人の歌姫を育てていくという内容でした。
このアニメを見た事により自分の中で再び「三国志」に対する思いがこみ上げてきたのです。
「三国志」は西暦180年頃から約100年に亘る現在の中国での戦国の歴史的ドラマが基となっております。(諸説あり)
自分が中学生の頃に当時通っていた学習塾の先生より半ば強制的に読むように指導された経験があります。
1冊約400Pの文庫本8冊分です。しかし読み始めるとその余りの面白さに僅か2週間ほどで読み切った事を思い出します。
三国志の内容についてはここで多くは触れませんが当時、その登場人物たちが残した名言・格言は現代でも十分に活用出来る内容のものが多く皆さんも一度は耳にした事があるのでは無いでしょうか?
「泣いて馬謖(ばしょく)を切る」
これは諸葛孔明よりその才能を大いに評価されたいた部下の馬謖が、とある戦いで軍規を破り大敗した際に、軍規を守るが為に泣きながら自分が可愛がっていた馬謖を処刑した事に由来します。
現代流の理解は、自分がどんなに可愛がっている部下であっても、私情は挟まず厳しく接し、会社規律を守らせる。といった事に繋がっております。
「三顧(さんこ)の礼」
これは後に蜀の国を治める事になる「劉備玄徳」が有能な軍師を捜しており、当時自分よりはるかに低い身分であった孔明に対し留守や就寝中で度々会う事が出来ない中でも何度も訪問しその誠意に感動した孔明が軍師として仕える事になったエピソードからの言葉です。
現代では営業先への大きな商談の取りまとめや弊社の様な人材ビジネスですとスタッフさんへのお仕事の紹介の場面でもこの精神は生きてるではないかと思います。
この様にすっかり三国志ファンとしてその思いが復活した自分ですが文庫本再読破ですと少々キツイので、中学生の時には存在しなかった「漫画・アニメ三国志」から異次元の世界を再度堪能しようと考えております。
管理部 M・Y