【コラム】災害に備える
9月1日は「防災の日」。この日付になった理由は、東京消防庁のホームぺージによると、1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんだものだそうです。
また暦の上でも9月1日というのは、二百十日(にゃくとおか)にあたる日で、台風が多い時期という言い伝えがあることにも関係しています。
実際に「防災の日」制定の大きな決め手となったのが、1959年9月26日18時頃和歌山県紀伊半島に上陸した「伊勢湾台風」でありました。
まさに今年も9月6日〜7日にかけて伊勢湾台風並みの大型で強い台風10号が、長崎県対馬市あたりを時速40キロで北へ進み、中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで駆け抜け、長崎市では倉庫のトタン屋根が強風でめくれ上がり通路をふさぎ、家屋が倒壊したり、電柱が暴風にあおられ倒れたりと今回の台風も各地に大きな爪痕を残しました。
最近は毎年のように「過去最大級」、「経験したことのない大型台風」という言葉を耳にしますが、記録的大雨や暴風による被害の様相は目を覆うものばかりです。
ではこのような災害時、どのように対処することが一番良いのでしょうか?
災害時には気が動転してパニックになってしまう方は少なくありません。
地震や津波、火災などの災害はいつ起こるか予測できず、唯一台風は事前に情報が入ってきますが、近年は人間の想像を遥かに超える力で襲ってきます。
いつ何が起きてもいいように、日ごろから万が一のときに備え防災対策を行う必要があるのです。
例えば、家具をしっかり固定しておくことや、家具の下敷きになりそうな場所では寝ないこと、寝る前にガスの元栓をしめておくことなど日頃からできる防災対策などを習慣づけて行い、またこれまで起きた災害被害にプラスしてコロナ禍の対応を、防災対策に活かすことも重要です。
【まとめ】
どれほど災害時への対策をしていたかによって、自分と家族の命を守ることができるかが左右するかもしれません。
群馬県は比較的災害発生が少ない為、他県に比べると認識自体薄いのかもしれませんが、太平洋の海水温度の上昇から台風の勢力は確実に増大しています。
万が一に備える心構えと、有事の時の行動のとり方について日頃から家族全員で考えておく事がより大切なのではないでしょうか。
Y.S