【コラム】大谷翔平選手に学ぶ「まっすぐに努力する力」

野球ファンでなくても、「大谷翔平」という名前を聞いたことがない人は少ないでしょう
投げては剛腕ピッチャー、打ってはホームランバッター。メジャーリーグという世界の舞台で“二刀流”を貫き、ついには今季3年連続・4度目となるMVP受賞(歴代単独2位の快挙)を成し遂げるなど、その活躍はまさに令和のヒーローです。
しかし彼の魅力は、派手な成績以上に「人としての在り方」にあるのではないでしょうか
常に謙虚で、感情を大きく表に出すこともなく、淡々と自分の目標に向かって進む姿勢、そこには、どんな職業の人にも通じる“努力の美学”が見えます。
■「結果」よりも「過程」を大切にする
大谷選手が高校時代に書いた「目標達成シート」は有名です。
「ドラフト1位で入団する」という夢を中心に据え、そのために必要な行動を細かく書き出していました。
技術的な練習だけでなく、「感謝」「挨拶」「部屋の掃除」など、人間としての成長を含めて目標にしていたのです。
この姿勢が、今の彼をつくっているのだと思います。
どんなに大きな夢も、日々の小さな習慣の積み重ねなしには叶わない。
それを若い頃から自然に理解し、続けてきたことが本当にすごいと思います。
私たちも日々の仕事の中で、すぐに結果が出ないことに焦ったり、周囲と比べて落ち込んだりすることがあります。
でも大谷選手の姿を見ていると、「焦らなくてもいい。今日できることをしっかりやろう」と、素直に思わせてくれます。
■ブレない自分”を持つ強さ
メジャーリーグでは、ケガやチーム移籍、環境の変化など、想像以上のプレッシャーがあったはずです。
それでも大谷選手は、決して他人のせいにせず、自分の立場でやるべきことに集中してきました。
インタビューでも「自分ができることをやるだけです」という言葉をよく口にします。
その“ブレない軸”があるからこそ、困難な状況でも心を乱さず前に進めるのでしょう。
現代社会では情報があふれ、他人の成功や失敗が簡単に目に入ります。
そんな中でも、自分のペースで努力を続けることが、どれだけ難しいか、大谷選手はその難しさを乗り越え、淡々と結果で語っています。
■努力は静かに、結果は自然と
「派手さのない努力を積み重ねる」ことは、どんな分野でも共通の真理かもしれません。
彼がグラウンドで見せる笑顔には、積み上げてきた時間の重みと、野球を心から楽しむ純粋さがあります。
私たちの毎日も、派手な成功ばかりではありません。
でも、日々の仕事を丁寧にこなし、誰かに喜んでもらえる瞬間がある、その積み重ねが、きっといつか自分の“結果”として返ってくるのだと思います。
大谷翔平選手の生き方は、特別な才能を持つ人だけの話ではありません。
どんな立場でも、「今やるべきことに全力を注ぐ」姿勢が、未来をつくる力になる
結果よりも過程を信じて、まっすぐ努力すること
それが、大谷翔平選手が私たちに教えてくれる一番のメッセージかもしれません
営業部:S.M


